若い選手が躍動するクラブでありながら、自前の下部組織から育った選手が中々トップチームに定着しない問題を抱えるRBライプツィヒ。
その課題を解消するため、クレーシェSDは来季様々な育成改革を行うと明かしている。
そのひとつがユース選手のローン修行だ。
ブンデスリーガの1部、または2部のチームへのレンタルが好ましいが、それが叶わなかった場合に国外のクラブに貸し出すことも視野に入れているという。
その候補となる4クラブを『Bild』が挙げている。
その4クラブとはフィテッセ(オランダ)、オーフスGF(デンマーク)、オーステンデ(ベルギー)、ザンクトガレン(スイス)。
その中でも、特にザンクトガレンとフィテッセはレッドブルとの繋がりがあると言える。
まずザンクトガレンの監督は、元ザルツブルク監督のペーター・ツァイドラーが務めている。
ザルツブルクでは、15/16シーズンにアディ・ヒュッター(現フランクフルト監督)の後を継いでリーフェリングから昇格したが、成績不振で半年も持たずに解任された。
しかし、その後はシオン、ソショーの指揮官を経てザンクトガレンへ。
現在スイス・スーパーリーグでバーゼルとヤングボーイズの2強を抑えて首位に立っている。
チェルシーの選手の修行先として有名なフィテッセも、レッドブルとの関係が強まるかもしれない。
なぜなら、来季から元リーフェリングの監督だったトーマス・レッチュが就任する上に、テクニカルディレクターには今年の4月から元RBライプツィヒのチーフスカウトだったヨハネス・スポースが在籍しているからだ。
ただ、オランダ紙『Telegraaf』は、フィテッセがRBライプツィヒとパートナーシップを結ぶことについて否定したと報じている。
ちなみに、ツァイドラーがザルツブルクで解任された後に、オスカル・ガルシア(現セルタ監督)就任までの暫定監督として指揮を執ったのがレッチュである。
クレーシェSDを引き抜いた際も、パーダーボルンとのパートナーシップについての報道が出たRBライプツィヒ。
レッドブルグループ外での関係深化を狙っていることは間違い無さそうだ。
ツァイドラーがスイスでこんなに成功しているとは知りませんでした。ザルツブルクの時はCL、ELの出場を逃し、リーグ戦でも散々な内容でしたからね…。