グロイター・フュルトは、ローン加入していたエリアス・アブチャバカとの2年契約を早期に打ち切り、RBライプツィヒへ戻ったことを発表した。
アブチャバカは、RBライプツィヒにU17から在籍しており、ハーゼンヒュットル時代にはプレシーズンマッチでトップチームでの出場機会を得るなど、将来を嘱望されていた存在だった。
そんな中、昨季から2部のグロイター・フュルトへ2年の長期ローンで経験を積む予定だったが、プレータイムの獲得に苦しみ、この1年半でリーグ戦の出場はわずか2試合。主戦場はセカンドチームのレギオナルリーガ(4部相当)となってしまっていた。
RBライプツィヒはヤングスターが躍動するチームではあるが、実は下部組織から育った選手がトップチームにほとんど絡めていない現状がある。アブチャバカのほかには、すでにチームを去ったフェデリコ・パラシオス(現レーゲンスブルク)や、ナーゲルスマンに期待されているものの、まだ出場機会が無いトム・クラウスなどが一例に挙げられるように。
アブチャバカもまだ19歳(3月で20歳)ではあるが、同年代の選手がすでにトップチームで出場していることを考えると、クラブは長い時間成長を待ってくれないかもしれない。
ザルツブルクなどよりもトップチームが高いレベルのリーグに所属しているからこそ生じる問題ですね。