RBライプツィヒはブンデスリーガ第16節をアウェイでドルトムントと戦い、3−3で引き分けた。
スタメン
4バックは、クロスターマンがCBでムキエレが右SBの形。
アタッカーは好調のシックではなく、ポウルセンが起用された。
ドルトムントが3バックを採用していることもあって、その3枚に対してヴェルナー、ポウルセン、フォルスベリを当てに行く形。中盤はデンメが下がり目の3センターにした。
簡単な試合経過
前半23分、サンチョの決定機をグラーチがセーブすると、そのこぼれ球を拾ったゲレイロが後ろに下げてヴァイグルへ。これをヴァイグルがミドルシュート。
ボールをインステップでアウトに切るような感じでインパクトされたシュートは、グラーチの目測ミスを呼び込み得点に。
34分、左でパスを受けたサンチョがドリブルでつっかけてから、中のブラントへ。
これをブラントは巧みにターンしてウパメカノをかわしてから、左足で決めて0−2。
後半開始からフォルスベリに代えてヌクンクを投入。
そして、並びを4−4−2に変更した。
すると直後の47分、バックパスをグラーチが浮いた位置にいたポウルセンに対してダイレクトでフィードすると、これをポウルセンがフリック。これはヴェルナーに届かなかったが、飛び出してきたビュルキが処理を誤る。
すぐにスプリントして反応したヴェルナーが無人のゴールに流し込んで1点差に。
53分、中盤でボールを拾ったブラントがバックパス。ここに攻め残っていたヴェルナーがいて、冷静にビュルキをかわして2点差を追いついた。
しかし55分、トルガン・アザールのところで潰せなかったことで、ハキミから斜め前のロイスへ。
裏に抜けたロイスは、中で待っていたサンチョに出すと、寄せてきたクロスターマンに対してワンフェイク入れてシュートコースを作り、右足で決めた。
62分にポウルセン⇢シック、70分にザビッツァー⇢クーニャ。
布陣は変えず、クーニャもそのままのポジションに入った。
77分、左CBのウパメカノが対角にフィードを入れると、ゲレイロの不味い対応もあって抜け出したムキエレがビュルキより先に触る。これはビュルキの右手に阻まれたが、こぼれたところを詰めていたシックがボレーで決めて再び同点とした。
最終盤は押し込まれたものの、守りきってジグナル・イドゥナ・パルクで勝ち点1を手に入れた。
雑感
前半は、前から数的同数でプレッシャーをかけたが、中盤でハメることが出来ず後手に回った。
しかし、後半から修正してきたのはさすがナーゲルスマンだった。
クーニャはいつもより下がったポジションで起用されたが、守備の立ち位置やプレスのかけ方が悪く、最後はドルトムントにかなり狙われた。
攻撃面でも、今季はヴェルナーが前残りして、その後ろにポウルセンやシックが構えるような並びになることも多いため、10番の場所でボールをキープすることも求められる(今日はそのポジションでは無いが)。しかし、クーニャはプレス耐性が低く、ボールコントロールにも秀でているとは思えない(プスカシュ賞にノミネートされるような滑らかなボールタッチをすることはごく稀)ので、起用出来るポジションはあるのかという疑問をずっと感じている。
もしもハーランドを獲得出来れば序列が下がることは確実で、それにより一部ではセビージャへの移籍などが噂されているが、2月始めまで東京五輪の南米予選に参加することが決まっている選手に対して、冬のマーケットで手を挙げるクラブが果たしているのだろうか。
そして、このポジションで使われたクーニャに対して、今日も出番が無かったルックマンは・・・。
ポウルセンが今季元気無いのも気になりますね。プレシーズンの時はヴェルナーよりも状態良さそうに見えたのですが。