敗退したものの、CLで印象的なパフォーマンスを見せたザルツブルク。
若いタレントとマーシュ監督の手腕は勿論だが、昨季まで2年間指揮してきたローゼ監督の積み上げは無視出来ない。
そのローゼのアシスタントコーチとして、ザルツブルクU18時代から現在のボルシアMGまでタッグを組んでいるのがレネ・マリッチである。
彼は18歳の時に立ち上げた戦術ブログ『Spielverlagerung』が注目され、トゥヘルやロジャー・シュミットから対戦相手の分析などを依頼されるほど評価を高めた。そして、それに目をつけたローゼがザルツブルクに呼んで、UEFAユースリーグ優勝、ELベスト4など様々な成功を共に収めていった異色の経歴の持ち主なのだ。
そんなマリッチが今回、自身のTwitterでフォロワーから質問を募集。
「これまで指導してきた中で賢い選手は誰ですか?」という質問には
現在指導している選手、つまりボルシアMGの選手を除くとした上で、ザルツブルク時代に指導したサマセク(現ホッフェンハイム)と南野であると回答。
彼ら2人は「ピッチ内で知的にプレーし、ピッチ外でも意識的に考えを表現出来る」と評価していた。
また、チーム戦術面で非常にスマートだったのが、現在もザルツブルクで不動の左SBを務めるキャプテンのウルマー。個人戦術においてベストだったのがシュラーガー(現ヴォルフスブルク)だったと答えている。
ローゼ時代の2年間は、主力ではあるものの、ビッグゲームにおいてはジョーカー起用が多かった南野。
ただ、それは決してコーチ陣から評価が低かったということではなかったようだ。
ピッチ内だけでなく、ピッチ外での振る舞いも称賛された南野としては、ドイツ語で監督とコミュニケーションが取れるリヴァプールは良い行き先なのかもしれない。
南野以外の3人では、サマセクはローゼ時代の絶対的なアンカーで、ウルマーは勿論、シュラーガーは中盤のあらゆるポジションで起用されていたので納得の人選だなと思いました。