オーストリア・ブンデスリーガは第16節が行われ、ザルツブルクはアウェイでアドミラと戦って1−1で引き分けた。
スタメン
表記通りではなく、実際は4−1−2−1−2を採用。
負傷していたファーストGKのスタンコヴィッチが復帰した。
試合経過
試合は開始直後に訪れた大きな決定機をファン・ヒチャンが仕留められずにいると、前半16分、フリーキックを頭で合わせられて失点。
すると前半の内にオンゲネに代えてポングラチッチ。
後半開始と同時にムウェプ⇢ハーランドの交代。
これによって3トップにして、ショボスライと南野がインテリオールの4−3−3に布陣を変更した。
67分に最後のカードを切る。ショボスライ⇢奥川。
77分、右サイドに流れてボールを収めたハーランドが後ろへ落とすと、ラマーリョがダイレクトでファーサイドへクロス。
大外で待っていた南野がトラップして中へ入れると、ファン・ヒチャンが合わせてようやく同点とした。
ラストプレーで奥川の逆転弾が来たかに見えたが、その前のハーランドのファウルを取られて、勝ち点1止まりに終わった。
雑感
CLでは快勝したにも関わらず、前節に続いて低調なパフォーマンスとなった。
オンゲネが前半で交代になったのは何らかのアクシデントだったのか、出来が悪くて下げられたのかは分からなかった。
もし、パフォーマンス面で交代を行ったのであれば、ヴェーバーがいないため、ビルドアップ出来るラマーリョを残す選択をした形か。
現状トップチームのCBで安定しているのがヴェーバーしかおらず、今チームの中で最も心配なポジションだ。
ムウェプの交代はアドミラが先制して引いてきていたので、フィルター役は下げてもいいと判断したのかもしれない。
しかし、布陣を変更した後半も攻撃面での単調さは改善されなかった。
今日の引き分けにより、勝ち点1差で追ってきていた2位LASKに首位の座を明け渡す可能性があったが、LASKがラピド・ウィーン相手に0−4の大敗。
ザルツブルクは命拾いした。
CLを戦っているザルツブルクに対して、ELに出場しているLASKはほぼ中2日でのリーグ戦。そんな中、これまでずっと連勝で追ってきていたのが凄いですね。プレーオフもあるので今季はすんなりザルツブルクの優勝とはいかなそうです。