ザルツブルクはCLグループリーグ第5節を戦い、アウェイでヘンクに4−1で勝利した。
スタメン
4−2−2−2表記だが、実際は南野がトップ下でユヌゾヴィッチがレジスタ役の4−1−2−1−2を採用。
ザンクト・ペルテン戦でのパフォーマンスが低調だったラマーリョはやはりスタメンを外され、ヴェーバーと組むのはオンゲネとなった。
負傷していたハーランドはベンチからのスタートに。
試合経過
前半から押し気味に試合を進めていたザルツブルクは、ペナルティエリアでファン・ヒチャンが冷静にヒールで落としたボールにダカが決定機を迎えるなどしたが、フィニッシュを決めきれずにいた。
しかし、前半終了間際の43分、直接FKをショボスライが蹴ると、壁に当たったボールを再度左足でミドルシュート。
これを相手GKがファンブル。スピードを活かして詰めていたダカがプッシュして先制。
直後の45分、ボールを奪ったウルマーが左サイドを駆け上がると、ダカの落としから速いクロス。
これは相手に防がれるも、バイタルエリアで拾ったムウェプが右に開いた南野へ。
これを南野がゴール左隅に決めて追加点。
後半に入るとヘンクも修正をしてきて序盤はザルツブルクが受けに回ることが多かった。
そんな中69分、左に流れて受けた南野が、ダカに代わって投入されていたハーランドの裏のスペースへ。
抜け出したハーランドは左足でクロスを入れると、プルアウェイでニアを取ったファン・ヒチャンが合わせて3点目とした。
85分、相手のミドルシュートをコロネルがファンブル。
これを最後はヘンクのエースであるサマッタに押し込まれて2点差に。
2分後の87分、ハーランドが中央をドリブルで突っ込むと、相手とガチャガチャとなって、こぼれ球をムウェプが拾うとフリーとなっていたハーランドへ。
これを確実に決めて4−1とした。
ハーランドはこれでCLデビューから5試合連続得点。
ザルツブルクの残りの2枚の交代はショボスライ⇢奥川、南野⇢ヴァルッチだった。
雑感
ホームで対戦した時は4−2−2−2だったが、今日は4−1−2−1−2だった。
初戦は大差で勝ったものの、左利きのCBルクミに対角のフィードでサイドを使われ、2節のリヴァプール戦ではそこから3点獲られたので、その部分のケアもあって変えてきたのかもしれない。
南野は前半ボールタッチが安定していないところもあったが、得点シーンでは体をしっかりゴール方向に向けながら開いてしっかり仕留めるあたり流石だった。
グループリーグ突破条件
ザルツブルクはまず最終節、王者リヴァプール相手に勝たなければならない。
アンフィールドでのアウェイ戦で敗れたものの、3つのアウェイゴールを持ち帰っているため、2点差の勝利または3−2以下の1点差勝利であるならばリヴァプールを上回ることが出来る。
そして、勝利しても撃ち合いの1点差勝利でリヴァプールを下回った場合(例えば5−4)、ナポリがヘンクに敗れていた時のみ、ナポリを上回ることが出来る。(ナポリが引き分けた場合勝ち点10で並ぶが、当該対戦でザルツブルクはナポリに1分け1敗のため、順位は下となる)
八塚さんがショボスライのことをショボスキーと間違えてたのが面白かったです。