オーストリア・ブンデスリーガは第15節が行われ、ザルツブルクはホームでザンクト・ペルテンと戦い、2−2で引き分けた。
スタメン
代表戦での負傷によりハーランドがベンチ外、ダカも控えということで南野とファン・ヒチャンの2トップに。この2トップはおそらくオスカル・ガルシア政権以来か。
ミッドウィークのCLヘンク戦も考えて奥川、アシメル、カマラもスタメンに名を連ねた。
試合経過
前半13分、得意のドリブルで左サイドを切り裂いた奥川がクロスを入れると、中でガチャガチャとなって最後は南野が押し込んで先制。
34分、右に流れたファン・ヒチャンが対峙したマーカーをかわすと後方ハーフスペースから飛び出した南野へ。
これを南野がワンタッチでクロスを入れると中に詰めていた奥川が合わせて2−0。
しかし、43分にポングラチッチが軽率なファウルでPKを与え、1点返されて前半を終える。
60分にあまり目立たなかった右サイドのアシメルに代えてダカ。これにより南野が2列目に落ちた。
するとこの交代の直後、ラマーリョが浮いたボールを頭で左SBのウルマーに渡そうとしたところ、処理に失敗して相手にカットされてしまう。
そのまま右サイドを駆け上がられて難なくフリーの中の選手へ。
シュートを一度はコロネルが防いだものの、こぼれ球をプッシュされて同点に。
その後奥川⇢ショボスライ、カマラ⇢ムウェプの交代で勝ち越しを目指したが、決定機は数回ほどでこのまま試合終了。
雑感
まず、ポングラチッチとラマーリョの両CBのパフォーマンスがかなり酷かった。
おそらくヴェーバーとオンゲネが代表に招集されていたためにこのチョイスになったのだろが、ポングラチッチは負傷で今季出遅れたこともあってパッとせず、ラマーリョに関してもCLで度々マーシュがスタメンから外すのも納得してしまうような不安定さだった。
ヘンク戦ではヴェーバーの相方がラマーリョになるかオンゲネになるかといった感じだろう。
攻撃面も低調だった。
最近チャンスをもらっているアシメルは今日ほとんど試合に絡めず、チーム全体としても単純なミスパスが多く、少しヘンク戦が心配になった。
ザルツブルクは今季まだリーグ戦無敗だが、2位のLASKが勝利したため、2チームの勝ち点差は1に。
プレーオフがあることを考えると勝ち点9差の3位ヴォルフスベルガーあたりまでチャンスを与えることになりかねない。(プレーオフになるとレギュラーシーズンの勝ち点が圧縮されるため)
リーグ戦でのタイトルはマストのザルツブルクにとって、落とせない戦いが続く。
ザルツブルク日本語公式Twitterの表記がアーリング・ハーランド⇢エルリング・ハーランド、ジェシー・マーズチ⇢ジェシー・マーシュに変更になったので、このサイトもそちらに変えました。