CL4試合7ゴールを含め、ここまで公式戦17試合で23ゴールを記録して、瞬く間に世界で最も注目されるティーンエージャーの1人となったザルツブルクのハーランド。
マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、アーセナル、レアル・マドリード、バルセロナ、ユヴェントスなどのメガクラブが獲得を狙うノルウェー代表ストライカーの争奪戦にRBライプツィヒが参戦するかもしれない。
『Sky Sports』が伝えている。
ナーゲルスマンはハーランドのことを高く評価していて、RBライプツィヒとしてもメガクラブで活躍するための1つ前のステップとして加入を願っており、ハーランド自身もその提案を検討しているという。
しかし、問題となるのはやはり移籍金だ。
彼の市場価値は『transfermarkt』において、すでにザルツブルク史上最高の3000万ユーロとなっており、契約が2023年までということから移籍金1億ユーロの値がつく可能性も報じられている。
ドイツのクラブでこの金額を用意出来たとしても、それはバイエルンだけだろう。
ただ、ザルツブルクから多くの選手を「昇格」させてきたRBライプツィヒは、メガクラブとの争奪戦を制してきた過去がある。
例えばナビ・ケイタはそのケースに当たる。
オーストリア・ブンデスリーガでボランチの選手ながらリーグ戦だけで12得点を記録し、シーズンMVPに。この時ザルツブルク内でケイタより多く得点したのは、エースのジョナタン・ソリアーノだけだ。
当然これだけ分かりやすい結果を残せばメガクラブからの関心を集める。しかも、長期の契約延長にサインしていたため、一定の移籍金を見込めたはずだ。
だが、彼はそのシーズン終了後に1500万ユーロでRBライプツィヒへ移籍していった。
あくまでただの推測ではあるが、ザルツブルクからRBライプツィヒへ移籍する場合、何らかの優先条項が契約書に存在する可能性がある。(ケイタのケースとはまた違うものの、ザルツブルク加入前からメガクラブに狙われていながらRBライプツィヒへと移籍したウパメカノなどもその可能性が考えられる)
ハーランド獲得競争について、普通に挑めばメガクラブとの札束勝負で勝ち目が無いことは明らか。
ただ、RBライプツィヒには契約上の”トリック”があるのかもしれない。
移籍するのはおそらく夏なので、まだまだハーランドにはこういう移籍話がずっと続くでしょうね。