ザルツブルクはCL第2節を敵地アンフィールドでリヴァプールと戦い、4−3で敗れた。
スタメンはこちら。
病気で欠場していたハーランドが復帰したものの、ベンチスタート。
脛骨骨折で長期離脱したベルネードの代わりは予想通りムウェプに。
サプライズはDFライン。DFリーダーのラマーリョがまさかのベンチ。オンゲネがスタートとなった。
試合は前半9分、マネが左でボールを受け、右足のフェイントとボディフェイクでクリステンセンをかわすと、フィルミーノとのワンツーで抜け出し先制。
元ザルツブルクで古巣対戦だったため、ノーセレブレーションだった。
25分、ロバートソンがプレスをかけた南野を剥がすと、前進してヘンダーソンへ。
サラーに当てて、落としをもらうと右SBのアーノルドに展開。
アーノルドはグラウンダーのクロスを入れると、一連の流れでニアまで突っ込んでいた逆SBのロバートソンが合わせて追加点。
ここまででヘンク戦でも見られた、幅を広げられた時に脆くなるザルツブルクの守備を、サイドチェンジなど多用してきたリヴァプールに上手く突かれて後手後手の状態に。
これを受けて30分過ぎたあたりにマーシュが布陣を変更。
4−2−2−2から、昨季マルコ・ローゼが採用していた4−1−2−1−2にチェンジ。
南野がトップ下、ショボスライが右インテリオール、ムウェプが左インテリオール、ユヌゾヴィッチがアンカーに入った。
ローゼはアンカーにサマセクのようなホールディングミッドフィールダーを起用していたが、マーシュはプレーメーカーのユヌゾヴィッチを置いたのはちょっとした違いか。
だが36分、ショボスライとクリステンセンの間でロバートソンが受けると、前方のマネへ。
マネのクロスにフィルミーノがヘッドで合わせたシュートはスタンコヴィッチがセーブするも、こぼれ球をサラーに詰められて3失点目。
ただ失点したものの、布陣を変更してから攻守両面でザルツブルク側は上手く回り出してきていた。そんな中39分。
相手ゴールキックからのビルドアップをヘンダーソンのところでカットすると、ムウェプが運んでファン・ヒチャンへ。
左足キックフェイントでファン・ダイクを滑らせておいて、利き足の右足で決めて1点返した。
後半に入ると、フォーメーションはそのままに、ムウェプとショボスライの左右を入れ替え。
56分、ショボスライがジョー・ゴメスからのファウルを受けると、クイックリスタートですぐさまファン・ヒチャンへ。
アーノルドも上がっていたため、ザルツブルクの左サイドがガラ空きの状態で受けたファン・ヒチャンは左足クロスでファーサイドを選択。
これを後方から走り込んだ南野がダイレクトボレーで合わせて1点差に。
この得点直後、ダカに代えてハーランド。
すると60分、中央で前向きに受けたファン・ヒチャンが右のムウェプへ出すと、少しキープして裏へ。
走り込んだ南野がファン・ダイクの股を抜いた完璧なクロス。
中で待っていたハーランドは触るだけだった。
これでついに同点に。
だが69分、クロスをクリステンセンが跳ね返したところに、自陣でマイボールにしようとしたショボスライがファビーニョに奪われ、フィルミーノが頭で裏に落としたボールにサラーが反応して、再びリヴァプールがリードに。
ショボスライはオープンスペースでのプレーは素晴らしいものを持っているが、狭いスペースでの振る舞いには難があり、プレス耐性があまり高くないことをこの場面でも露呈してしまった気がする。(前半にも何回か囲まれてロストする場面があった)
その後ショボスライ⇢奥川の交代を行ったが、奥川はあまり見せ場を作ることが出来なかった。
最後の交代カードはユヌゾヴィッチ⇢アシメルで、ムウェプをアンカーに下げて1点を目指したが届かなかった。
南野とファン・ヒチャンのパフォーマンスはヘンク戦に続いて素晴らしかった。
そして、チームにとって最もポジティブなのは欠場した選手の代わりに出たムウェプとオンゲネが奮闘したこと。
このアフリカ人の2人は、昨季まではヨーロッパレベルの試合で物足りなさを見せていたが、今日はそれよりも難しいゲームで一定の出来だったんじゃないかと思う。
南野の試合後ツイート
ハイライト動画はこちら。
勝ち点1は欲しかった・・・。