オーストリア・カップ結果:ザルツブルク、9人のラピド・ウィーンに大苦戦もATに南野が劇的ゴール! 北川航也は貴重な同点弾直後に心配な負傷交代(ハイライト動画あり)

オーストリア・カップ結果:ザルツブルク、9人のラピド・ウィーンに大苦戦もATに南野が劇的ゴール! 北川航也は貴重な同点弾直後に心配な負傷交代(ハイライト動画あり)

ザルツブルクは国内カップ戦をラピド・ウィーンと戦い、延長戦の末2−1で勝利した。


スタメンはこちら。

2回戦ながらこのカードという、両者にとってハードな組み合わせとなった試合。
ザルツブルクは直近の2位LASK戦で大幅なターンオーバーを行ったことから、この試合が絶対に落とせないものであるということが分かる。
CBのヴェーバーがオンゲネなところ以外はベストメンバーだったが、エースのハーランドが病気、ファン・ヒチャンが網膜の負傷で、ファースチョイスの2トップが両方使えないことが誤算か。


試合は前半をスコアレスで折り返すと後半の50分、ショボスライが得意のFKを決めて先制。

しかし6分後、相手右サイドをえぐられると、グラウンダークロスを北川航也がニアで合わせて同点に。
マークしていたラマーリョは北川に駆け引きで出し抜かれた形だった。
北川は得点を決めた数分後に足首を痛めて続行不可能に。(どのプレーで痛めたかはよく分からなかった)
自分の足で歩けず、肩を借りてドレッシングルームに退いて行ったので心配だ。

その後ラピド・ウィーンに2人の退場者が出て、ザルツブルクがほぼボールを持つ展開になったが中々崩せず、延長戦へ。

延長戦ではウルマーを下げてアシメルを投入するなど、完全に前がかりな布陣で攻撃するも不発に。

PK戦がほぼ確実となった120+1分、ショボスライが左サイドからクロスを入れると、ルーズボールをラマーリョが拾いクリステンセンへ。
これを少しドリブルで持ち出して低いクロスを入れると、中で待っていた南野が左足で合わせて劇的な幕切れに。
延長戦が始まった段階では、南野が左サイドに張ってクロッサーになっていたが、ショボスライと役割を入れ替えたことが最後に実を結んだ。


ザルツブルクにとっては今季最低のパフォーマンスだった。
ハーランドとファン・ヒチャンがいないことも影響してか、攻撃は単調で守備もプレッシングがあまり機能していなかったように見えた。

1人目のラピドの退場は、相手のミドルシュートがポストに当たって跳ね返り、そのボールをザルツブルクが攻撃に繋げようとしたところを阻止してカードが出たので、たらればではあるが、あれが入っていれば全く違う展開になっていたかもしれない。

カップ戦なので勝ち上がることが全てではあるが、この試合で最悪なのが今季中盤を支えていたベルネードが脛を骨折する大怪我を負ったことだ。
これからCLを戦って行くのにかなり大きな離脱となってしまった。
プレースタイル的にムウェプが起用されていくだろうから、彼の奮起に期待したい。


ハイライト動画はこちら。

ベルネードの長期離脱は痛すぎる・・・

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