『Bild』は、RBライプツィヒのチーフスカウトであるポール・ミッチェルが、今月末でクラブを去り、ラングニックの元に合流すると報じている。
ラングニックは、昨季限りでRBライプツィヒの専任から離脱し、現在はレッドブルのフットボールグループ全体を統括する「Head of Sport and Development Soccer」という役職についている。
ミッチェルはこれのテクニカルディレクターのポストに就くようだ。
つまり、これからはRBライプツィヒだけでなく、ザルツブルク(リーフェリングを含む)、ニューヨーク・レッドブルズ、ブラガンチーノというレッドブルチーム全体を見渡すという、ヨーロッパだけでなくアメリカやブラジルを飛び回る仕事になる。
このイギリス人スカウトは、RBライプツィヒに来る前はサウサンプトンやトッテナムで仕事をしており、セインツではポチェッティーノ監督の招聘からクライン(現リヴァプール)や吉田麻也らの契約に関わった。
そして、彼の一番の功績といえばスパーズ時代のデレ・アリだろう。
当時イングランド3部相当にあたるリーグ1のMKドンズでプレーしていたアリを獲得。
その後のノースロンドンでの活躍は知っての通りだろう。
RBライプツィヒでは、ルックマンを始めとするイングランド路線の獲得ルートをブンデスリーガでいち早く開通した。
そんな実績十分な彼には、昨年あたりからイングランド復帰の話が度々噂されていた。
特に、アレックス・ファーガソンとデイヴィッド・ギルが去ってからスポーツ面での成績が不安定なマンチェスター・ユナイテッドは、テクニカルディレクターの職を用意して招聘するとも言われていた。
まだ公式発表は無いが、RBライプツィヒから離れるものの、他クラブに行くのではなく、レッドブルグループに関わり続けてくれるというこのニュースは朗報と言えるのではないだろうか。
ラングニックが去ってクローシェがSDになったことから、ミッチェルがライプツィヒから去るのはその時から既定路線だったのかもしれませんね。