RBザルツブルクはホームのレッドブル・アレーナでレアル・マドリードと強化試合を行い、0-1で敗れた。
スタメンはこちら。
主力選手を多く起用した中で、ハーランドの相方はコイタ。右SBにはクリステンセンが使われた。また、盛んに移籍の噂が飛び交っているサマセクがベルネードとセンターハーフのコンビを組んだ。
唯一の得点となったのは、前半19分。ショボスライのコーナーキックがクルトワにキャッチされると、そのままカウンターに。裏へ抜け出したアザールが、左からのカットインで対峙する南野をかわしてコントロールシュートで先制。
前半27分、RBザルツブルクに大きなチャンス。左のハーフスペースで縦パスを受けたショボスライが降りてきたハーランドを使うと、オーバーラップする左SBウルマーへ。ダイレクトで絶妙なグラウンダーのクロスを上げるも、ファーサイドでフリーになっていた南野が枠を捉えきれなかった。
後半のメンバーはこちら。
クリステンセンのみ後半も起用され、それ以外の10人は交代。普段のリーグ戦では控えのメンバーが中心に。チェルシー戦と同じく、中盤本職のムウェプはCB。奥川とアシメルの左右は実際には逆だった。60分頃にクリステンセン⇢ファルカス、ディアラ⇢カマラ、ヴァルッチ⇢ファン・デル・ヴェルフの交代が行われた。
スタメン組が多く退いたことで後半は前半ほどの秩序は無かった。しかし、自慢のスピードを活かして抜け出したダカ、力強いドリブルで持ち運ぶシーンが何回か見られたメンサー、ローゼ時代にもよく見せた前線からのプレスとターンのキレが良かったファン・ヒチャン、昨季よりも良いパフォーマンスに見えるユヌゾヴィッチなど個人で光った選手は複数いた印象だった。
90分無得点に終わったが、特に前半はプレッシングが機能し、崩しの場面でも中央の使い方などチェルシー戦よりもポジティブな内容だったのではないかと感じた。
チェルシーとレアル・マドリードというメガクラブとの強化試合は2連敗に終わったが、CLに向けて良いレッスンが受けられたのではないだろうか。
日本人選手というところで言うと、決定機は逸した南野でしたが、中央のスペースで上手くボールを受けて調子はやっぱり良さそうだなと感じました。奥川の方は、後半アシメルの左サイドを使って攻撃することが多くてボールを持つ機会が少なかったですね。